病害虫診断アプリ ガーデンドクターAI

アザミウマについて

葉や花に寄生する、別名スリップス。特に夏の高温乾燥期に多発し、被害が進むと花が奇形となったり開花できなくなる。

発生カレンダー

発生カレンダー

picture_calendar

被害症状

花の害虫といわれるように花の被害が目立ちますが、葉や果実も加害します。花では蕾が開き始めると花弁の隙間から入り込んで加害します。初期の被害は花弁の一部にシミのような変色が見られ、進行するにつれ茶色に変色し正常に咲かなかったり、早く咲き終わったりします。また、蕾の時期に加害されると開花せずに蕾のまま終わってしまうこともあります。アザミウマはアブラムシなどと同じ吸汁性の害虫で、植物の汁を吸いますが、その方法はストローのような吸管を植物に直接挿すアブラムシなどとは異なります。アザミウマは、口を植物の表面に押し当て、針のような器官で穴を開け、そこに別の口針を差し込み、同時に唾液を流し込んで、植物の組織を壊しながら汁液を吸い取るようにして加害します。そのため、葉に白っぽい小斑点を生じ、次第に褐色に変色したりかさぶた状になったりします。新芽部分が加害されると新葉が正常に展開しなかったり、湾曲したり、奇形葉を生じたりします。果実では幼果期の被害が目立ち、がくの付近の表皮が褐色のかさぶた状になったり、凹凸状になります。当然、果実の肥大も悪くなります。

本システムによる診断結果につきまして、弊社は保証するものではありません。

Copyright(C)2020 sumitomo chemical garden products inc. 本サイトの無断転用・掲載を禁じます。(サイトご利用にあたって)(診断対象)