兼商モレスタン水和剤
兼商モレスタン水和剤をご紹介しています。
兼商モレスタン水和剤の特長や使用方法、安全使用上の注意点についてご案内しています。
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草花
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観葉
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花木
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庭木
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野菜
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ハーブ
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果樹
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芝生
速効性
持続性
予防効果
治療効果
速効性
持続性
予防効果
治療効果
有効成分 | キノキサリン系 |
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薬剤登録 | 農林水産省登録第19723号 |
性状 | 黄色水和性粉末63μm以下 |
剤型 | 水和剤 |
商品特長
- 庭木・花の「うどんこ病」の予防と治療効果があります。また、病気以外でもハダニ、ホコリダニ、コナジラミなどの害虫に効果があります。
- トマト、なす、きゅうり、ピーマン、にがうりには収穫前日まで使用できます。
使用方法
水でうすめて散布
◎散布剤として使用する場合
※印は収穫物への残留回避の為、本剤及びその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限を示します。
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 総使用回数※ | 使用方法 | |
こでまり | うどんこ病 | 2000~3000倍 | 100~700L/10a | 発病初期 | 10回以内 | 散布 | |
ポインセチア | うどんこ病 | 2000倍 | |||||
コナジラミ類 | 1000~2000倍 | 発生初期 | |||||
やなぎ | うどんこ病 | 2000倍 | 発病初期 | ||||
ハダニ類 | 1000倍 | 発生初期 | |||||
樹木類(こでまり、ポインセチア、やなぎを除く) | うどんこ病 | 2000倍 | 発病初期 | ||||
カーネーション | 2000~3000倍 | 100~300L/10a | |||||
ハダニ類 | 1000倍 | 発生初期 | |||||
花き類・観葉植物 (カーネーションを除く) |
うどんこ病 | 2000~3000倍 | 発病初期 | ||||
きゅうり | うどんこ病 | 2000~4000倍 | 収穫前日まで | 3回以内 | |||
コナジラミ類 | 2000倍 | ||||||
トマト | コナジラミ類、トマトサビダニ | 1500~2000倍 | 5回以内 | ||||
すいか | うどんこ病 | 2000~4000倍 | 収穫3日前まで | ||||
メロン、まくわうり | 10回以内 | ||||||
かぼちゃ | 3回以内 | ||||||
ピーマン | うどんこ病、 チャノホコリダニ |
2000~3000倍 | 収穫前日まで | ||||
なす | うどんこ病 | ||||||
チャノホコリダニ | 2000倍 | ||||||
しそ | ハダニ類、 シソサビダニ |
3000倍 | 収穫10日前まで | ||||
にがうり | うどんこ病 | 2000倍 | 収穫前日まで |
4回以内 |
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オクラ | うどんこ病、 ハダニ類 |
3000倍 | 3回以内 | ||||
いちご | うどんこ病 | 3000~4000倍 | 2回以内 | ||||
みかん |
チャノホコリダニ、ミカンサビダニ、ハダニ類 |
1000~2000倍 | 200~700L/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | ||
かんきつ (みかんを除く) |
収穫30日前まで | 1回 | |||||
みょうが(花穂) | ハダニ類 | 3000倍 | 100~300L/10a | 収穫前日まで | 3回以内 | 散布、但し花穂の発生期にはマルチフィルム被覆により散布液が直接花穂に飛散しない状態で使用する | |
みょうが(茎葉) | みょうが(花穂)の収穫前日まで但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで | 散布 | |||||
はすいも(葉柄) | 収穫前日まで | ||||||
食用さくら(葉) | うどんこ病 | 100~700L/10a | 収穫21日前まで | ||||
桑 | 裏うどんこ病 | 2000倍 | 200~700L/10a | 発病初期 | 10回以内 | ||
ハダニ類 | 1000~2000倍 | 発生初期 |
◎常温煙霧剤又はくん煙剤として使用する場合
作物名 | 適用場所 | 適用病害名 | 使用量 | 使用液量 | 使用時期 | 総使用回数※ | 使用方法 |
ばら | 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 | うどんこ病 | 20g/100 m3(50㎡×2m) | - | - | 10回以内 | くん煙 |
ピーマン | 収穫前日まで | 3回以内 | |||||
きゅうり | 20g/100 m3(50㎡×2m) | ||||||
50~100g/10a | 5L/10a | 常温煙霧 | |||||
メロン | 100g/10a | 収穫3日前まで | 10回以内 |
- 2010年12月22日付:コナジラミ類への変更
- 2016年3月31日付:使用液量の追加、桑、花き類・観葉植物、カーネーション、樹木類、こでまり、ポインセチア、やなぎの変更
- 2017年2月23日付:かんきつ(みかんを除く)の追加
- 2017年12月6日付:かんきつ(みかんを除く)、みかん、ばらの変更
- 2018年10月24日付:しそ、にがうりの変更
- 2019年3月27日付:かきの削除
効果・薬害等の注意
・ ボルドー液等アルカリ性薬剤との混用はさけてください。
・ 盛夏の高温時及び、施設内の高温時での使用は、薬害を生じるおそれがありますので、所定範囲内での低濃度で使用してください。又、定植直後や幼苗、軟弱苗等には使用しないでください。
・ かんきつの盛夏高温時、いちごの収穫間近(果実が白味をおびる頃)での散布は、薬害を生じるおそれがありますので使用はさけてください。
・オクラの着果期以降での散布は、果実に薬害を生じるおそれがありますので使用はさけてください。
・ コナジラミ類に対しては2令幼虫~成虫に対する効果は低いので発生初期の卵の多い時期に散布してくださ い。
・ 本剤をはすいも(葉柄)に使用する場合、葉面の薬液溜まりの部分に褐変を生じることがありますので注意 してください。
・ 樹木類に使用する場合、薬害を生じるおそれがありますので、開花期及び新葉展開期の使用をさけてくださ い。
・ 本剤の連続使用は、ハダニ類の薬剤抵抗性の増加や薬剤耐性菌の出現等により効果が減ずるおそれがありますので、過度の連用をさけ、他の薬剤との輪番で使用してください。
・ ハウス等の常温煙霧又はくん煙用として使用する場合は特に次の事項に注意してください。
① 煙霧用として使用する場合は、専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧してください。特に常温煙霧装置の選定及び使用にあたっては病害虫防除所または販売店等と相談してください。
② くん煙用として使用する場合は、専用のくん煙器(蒸散器)により所定の方法でくん煙してください。
③ 作業はできるだけ夕刻に行い、作業終了後煙霧の場合は6時間以上、くん煙の場合は12時間以上密閉しておいてください。できれば翌朝までそのままとし、開放後十分換気して入室してください。
④ 作業中及びハウスの密閉中は室内に入らないでください。やむをえず入室する場合は防護マスク、長袖作 業衣、手袋等を着用してください。
・ ポインセチアに使用する場合、品種によっては苞葉に薬害を生ずることがありますので、苞葉着色後の使用 は避けてください。
・花き類に使用する場合、開花中の花弁には薬害を生じるおそれがありますので注意すること。
・適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬 害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所または販売店等と相談することが望ましいです。
安全使用上の注意
メガネ着用 マスク着用
・ 粉末は眼に対して強い刺激性がありますので、散布液調製時には保護メガネを着用して薬剤が眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
・ 粉末は皮ふに対して弱い刺激性がありますので、皮ふに付着しないように注意してください。付着した場合 には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
・ 作業時は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔 などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
・ 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
・ かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
・ くん煙及び常温煙霧中はハウス内へ入らないでください。また、くん煙及び常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室してください。
・ 蚕に対して影響がありますので、桑に使用後5日間は蚕に桑葉を給餌しないでください。
・ 街路、公園等で使用する場合、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜に被害を及ぼさないように注意してください。
魚毒性
養殖池等周辺での使用はさける。
保管上の注意
・ 飲食物・食器類やペットの餌と区別し、直射日光をさけ、密封して小児の手の届かないなるべく低温で乾燥 した場所に保管してください。